ファイル名を一括で変更したいときに役立つのがリネームソフト。この記事では、Windowsで使える無料のリネームソフトのインストール方法と基本的な使い方を解説します。
ファイルのリネームができるフリーソフト
Windowsでファイルのリネームができる無料のソフトウェアとして、代表的なのが次の2つです。
- HiReName
- Flexible Renamer
Flexible Renamerは、機能が豊富で高度なリネーム操作ができますが、高機能であるがゆえに若干使い辛いところもあるので、今回はHiReNameのインストール方法と基本的な使い方についてのみ解説します。
HiReNameとは
概要
HiReNameとは、ファイル名はもちろんのこと、フォルダ名の変更もできるリネームツールです。簡単な操作でリネームをすることができたり、テキストエディタでのリネームができたりと非常に使い勝手が良いのが特徴です。
公式サイト
こんな使い方ができる
Windowsにデフォルトで搭載されているエクスプローラーを使えば、グラフィカルな操作で簡単にファイル名を変更することができますが、複数のファイル名を変更したい場合には、逐一書き換える必要があり、若干面倒くさいのが難点。
そんな悩みを解決してくれるのがHiReName。これを使えば、ファイル名の特定の文字を一括で変更することができたり、拡張子のみを変更したりといったリネーム操作をすることができます。
HiReNameのインストール
- ダウンロード
- 実行
【HiReName.exe】を実行
HiReNameの機能
テキストエディタでのリネーム
HiReNameでは、テキストエディタでファイル名を変更することができます。Windowsにデフォルトでインストールされているメモ帳アプリ以外にも、自分の普段使い慣れているテキストエディタで編集をすることができるので、変更するファイル名が多い場合にはかなり重宝するのではないでしょうか。ちなみに、僕はVS Codeをテキストエディタに設定して使用しています。
【初心者専用】VS Codeのインストール方法と使い方、おすすめプラグインもあわせて紹介!
連番でのリネーム
エクスプローラーで連番のファイル名に変更しようとするとファイル名末尾にかっこつきで番号が振られるダサいファイル名になってしまいます(ダサいかどうかは主観的な問題なので何とも言えませんが...)。HiReNameで、「児嶋さんの写真<00>」みたいな感じでリネームすれば、「児嶋さんの写真00.png」「児嶋さんの写真01.png」...といったファイル名に簡単に変更することができます。
先頭や末尾を追加したり削除したり...
先頭または末尾から任意の文字数だけ削除したり、先頭または末尾に任意の文字を追加したりできます。
例えば、写真を撮ったのは実は児嶋さんではなく嶋さんだった時に、【先頭削除】を1回クリックすると、先頭の1文字だけ一括で削除することができます。
HiReNameを使ってみた
HiReNameの詳しい使い方は次の記事を参考にして見てください。
Windowsのリネームソフト「HiReName」を使ってみた
HiReNameのちょっとだけ残念なところ
アップデートされていない
HiReNameの更新は、2008年で途絶えてしまっています。ただ、今まで使ってきた限りでは、特にバグなども見られず、リネームソフトとして使う分には問題なしです。
正規表現を使えない
正規表現などを使った高度なリネームはできません。まぁ、そのシンプルさがいいんですけどね...
そもそも「正規表現って、何?」という方は次の記事をぜひご覧ください。正規表現を習得できると文書編集の作業がかなり捗ります。
使い倒すための正規表現~改行、エスケープ、否定、どんと来い!~
ソフトを使わなくてもリネームはできる
余談ですが、リネームソフトを使わなくても、ファイル名の一括変更は簡単にできます。それもWindowsに標準で搭載されている以下のツールを使うだけ。
• コマンドプロンプト
• PowerShell
気になった方は、次の記事で使い方を詳しく解説しているので、一読ください。
Windows 10でファイル名を一括変更する方法
まとめ
今回はファイルのリネーム作業時に役立つHiReNameというフリーソフトについて解説しました。大量のファイルの名前を変更しなければいけないという場面で、いちいちファイル名を手作業で編集するのはしんどいという方は、この記事を参考にしてぜひHiReNameを使用してみてください。作業効率が爆上がりになるはずです!