スマホやタブレットの充電にかかる電気代はいくらなのか?

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こんにちは!くろやぎ(kuroyagi_info)です。

この記事は約 4 分で読めます。

この記事ではスマホやタブレットの充電にかかる電気代について紹介します。

対象読者
  • スマホの充電にかかる電気代がいくらか気になる方

毎日の生活に欠かすことができなくなったスマートフォン。
毎日充電して使っているという人がほとんどだと思いますが、その充電にかかる電気代を知っている人はそんなに多くないのではないでしょうか?

内容
  • スマホを1回充電するのに必要な電気代がわかる
  • スマホに限らず電子機器の電気代の概算方法がわかる

それではこれからスマホやタブレットの充電にかかる電気代について解説していきます。

実行環境
  • Huawei P9 lite

「細かい話はいいから電気代だけ教えろ!」という方はこちらからどうぞ。

スマホの充電にかかる電気代の計算方法

「○○V(ボルト)」と「○○mAh(ミリアンペアアワー)」を確認

スマホの充電にかかる電気料金を知るためには、まずスマホがどれだけの電気エネルギーを蓄えることができるのかを知る必要があります。
その指標の一つとして「Wh」という単位があり、「V」と「Ah」の積で求まります。

まず「○○V(ボルト)」について調べましょう。
スマホには一般的にリチウムイオン電池が使われているので、これの公称電圧を見ればいいことがわかります。
こちらのサイト様より、求める電圧は「3.7V」であることがわかります。

次に「○○mAh(ミリアンペアアワー)」について調べましょう。
「Huawei P9 lite mAh」で検索すると、スマホのスペックを調べることができます。
信頼のおけるサイトを適当に選び、バッテリー項目の容量に注目します。
Huawei P9 liteの場合は「3000mAh」でした。


ちなみに「mAh」とは「放電容量」と呼ばれ、デバイスのバッテリーの容量を示します。
電流は通常「A」という単位で表されますが、モバイルバッテリーなどで扱う電流は小さいので、「mA」という単位で表されます。

「m(ミリ)」は1/1000を意味しますので、1mA=0.001Aです。
1時間あたりの電流に着目するので、「hour」を用いて「mAh」と表されます。
要するに、「1mAh」は「1mAの電流を1時間流すことができる放電容量」という意味です。

「○○kWh」を算出

「3.7V」と「3000mAh」という値が求まったので「○○kWh」を計算しましょう。
次のように計算します。

Info

3.7 [V] x 3000 [mAh] x 1/1000 x 1/1000 = 0.0111 [kWh]

以上より「0.011kWh」という値が求まりました。

スマホを1回充電するのに必要な電気代

「0.011kWh」という値を使って電気代を計算して行きましょう。
電気料金は各家庭によって異なるので一概には言えませんが、東京電力の従量電灯プランB•Cを使っているとすると1kWhあたりの料金は約30円になります。
したがって

Info

30 [円/kWh] x 0.011[kWh] = 0.33 [円]

スマホの1回の充電にかかる電気代は約0.3円であることがわかりました。
3回充電すると1円になるので、1日1回の充電を1ヶ月で10円1年で120円になります。

Info

計算式:(1kWh当たりの電気料金 [円/kWh])x(バッテリーの公称電圧 [V])x(デバイスの放電容量 [mAh])
スマホの電気代:1回あたり0.3円

10000mAhのモバイルバッテリーの充電にかかる電気代の計算方法

市販のモバイルバッテリーの充電にかかる電気代も同様に計算することができます。
次のように計算をします。

Info

30 [円/kWh] x 3.7 [V] x 10000 [mAh] x 1/1000 x 1/1000 = 1.11 [円]

10000mAhのモバイルバッテリーの1回の充電にかかる電気代は約1円であることがわかりました。

まとめ

今回の記事で学んだことをまとめておきますね。

  • スマホを1回充電するのに必要な電気代
  • 電子機器の電気代の概算方法

スマホだけでなく、照明や冷蔵庫などの身の回りの電化製品の電気代を計算してみるのも面白いかもしれません。

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